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サイボウズ見学に行ってきました。

2019.06.22

サイボウズ見学に行ってきました。

先日、サイボウズのサービスを利用させていただいているおかげで会社見学をさせていだきました。サイボウズはIT会社でグループウェアでシェアNO1の会社です。

6月某日、東京日本橋の一等地のビルの27階のエントランスへ行きました。そこへ行くと見学をしようとしている人は私しかいません。待ち合わせ時間を利用して写真を撮りました。

 

 

 

 

 

時間になって担当の女性が来てくれました。「ほかの見学者はいないのですか?」と聞くと、「今日は辻様だけです。一社に対して一人の担当です。」と言われました。正直驚きました。

会社の概要をビデオで説明を受けました。会社は500名で、東京本社に350名ほど勤務されています。以前は、離職率が最大28%を超えいましたが、いろんな施策をされて、現在は4%程度まで押させられているそうです。

離職率が高かったころの理念は「情報サービスをとおして世界の豊かな社会生活の実現に貢献する」でした。「世界中のチームワーク向上に貢献します」となり、現在の理念は「チームワークあふれる社会を創る」とされています。前者の二つは他人が聞いても「あっそう。勝手にやれば」で共感を呼ばないが、後者は他者貢献、社会貢献で人の共感を読んだり、共感した人が集まってくるように思いました。

この新しい理念を作ることで、自社を振り返ったところ、多様な働き方を認めずに、開発部のメンバーに対しても出社は定時、出張があってもまず会社に出社してから出張先へ向かうなど、目的が不明でルールで縛ることが多く、決してチームワークを高めている会社ではなかったそうです。

それで、制度、ツール、風土の3つの変えていくことになったそうです。
制度・・・自由な働き方を選択(在宅勤務を認める)、感動課の設置
ツール・・バーチャルオフィスを作ったり、TV会議
風土・・・良い制度、ツールが合っても使いにくければないのと同じ、リーダーが率先する

バーチャルオフィスで働くことができるのにリアルオフィスが必要なのかということを、トップダウンで決めるのではなく、グループウエアで社員全員が話し合って決めていった。どんな椅子にするのか?どんなレイアウトにするのか?社員が全員参加して作っていった今の事務所だそうです。

会議室の名前を全部海外の港町の名前しているのは、サイボウズの製品が海外へどんどんと輸出されることを願っているそうです。2フロアーのうち下の階が、会議室やセミナールールで、上の階が仕事をするフロアーになっていますが、気分を変えたい時は、下の階にあるこの別名ファミレス席で仕事をしてもいいそうです。こういうのも社員全員で決めたそうです。自分たちの意見が反映されることで会社に対する愛着も変わってくるのではないかと思いました。

 

 

 

 

 

感動課がやってくれたことで感動したのは、3年目研修の時に、上司が成長したことをサプライズメッセージを企画してくれたり、業務では、お客様が導入されるかどうか?判断を迷われている会社に対して、いろんな疑問に答える仕事をしているが、結局そのお問い合わせされた方が、購入されたのかどうかは分からなくて仕事のやりがいが感じられなかったが、感動課の人が導入された会社へ直接行って動画を撮影してくれたらしいです。

共通言語化については徹底されていて、特に質問責任と説明責任はよく言われるそうです。質問責任とは「もやもやしたことは必ず聞かなければらない」ということ。分かりやすく言えば、もやもやを居酒屋などで愚痴るのではなく、「この人なら答えてくれそうだ」という人に必ず聞こう、ということです。

そして、聞かれた人には説明責任が生じます。説明責任とは、「聞かれたことは答えなければならない」ということ。「自分では分からない」も含めて、誠実に答えることを要求します。分からなければ、分かってそうな人に一緒に尋ねに行きます。説明責任が果たされると、「自分の疑問に応えてくれる」という安心感が湧き起こり、信頼関係が生まれます。逆に、説明を求めた人に軽くあしらわれたり無下にされたりすると、質問をした人は2度と質問をしなくなります。

コミュニケーションの安心安全の場が保たれ、自分の意見を出すことのハードルが下がっていきます。サイボウズのコミュニケーションが活発なのは、各個人がもやもやを放置することなく、何でも質問したり意見を言ったりして、そのもやもやを受け止め対処するやり取りが、ところどころで見られるからなのです。

サイボウズさんを見学させていただき、施策が素晴らしく感じましたが、一番大切なことは、社長が理念(ゴール、夢)を決める。その社長が決めた理念に人が共感するか?だと思いました。あとはその理念に沿った行動を本当にしているのか?が問われているように思いました。