8月12日に富士山登頂を家族で挑戦してきました。

富士宮を5時過ぎに出発、水ヶ塚公園駐車場に6時過ぎに到着しました。天気が晴れて、富士山がキレイに見えて、登山日和です。すぐにバスに乗り、7時すぎに富士宮5合目に到着しましたが、すぐには出発せずに、高度順応と準備をかねて1時間ほど5合目で休憩しました。8時から出発しました。富士宮ルートから御殿場ルートに迂回するという、天皇陛下が登頂されたプリンスロートを選択しました。
このルートの一番の難関である宝永第一火口から宝永山馬の背までの滑りやすい砂礫の登り斜面で娘、嫁が砂利に足を取られて体力を消耗、どんどんと時間がロスされていきます。8合目の到着が予定よりも2時間遅れました。その上、娘が高山病で頭が痛くてなり8.5合目に行くのもかなりゆっくりになりました。
時間ロスが激しく、全員での登頂を断念しました。8.5合目で、元気な息子と嫁を登頂アタックチーム、娘と私が限界まで挑戦チームに分けました。
14時ごろ妻から、岩の多いところまで来たけど、まだ間に合うかな？と連絡がありました。この場所をお互いが間違っていて、私は最後のがれ場だと思ったのでそのままがんばれと指示しました。（実は8.7合目くらいでした。）
３０分くらいで登頂の連絡が来ると思っていましたが、一時間半以上して登頂の連絡がありました。

この時点で、16時前。下山のバスの最終が19時40分です。４時間を切って下山しなければなりません。のぼりに8時間近くかかっているのでこれはかなりピンチを感じました。
アタックチームに早く下山するように促しながら8合目で待っていました。8合目で合流したのが16時40分、あと三時間で下山しないとバスに乗り遅れます。ここからが、ミラクルでした。疲れている妻の荷物を私がもち、高山病の娘が下山を始めると元気になったので、杖を妻に持たせて、小走りで下山しました。娘と息子は元気一杯で坂道を走りながら降りていきます。妻は、何とかそれについていこうとペースを上げて降りていきます。下界のきれいな景色や素晴らしい夕日に癒されながら、小走りで下山を続け、19時半のバスに間に合いました。