コロナにかかることよりも、それによって社会的な制裁を受けることの方が恐ろしい状況になってきましたね。もう少し寛容な世の中になればと思っています。
さて、私は「収入が増えれば増えるほど、楽な人生(幸せ)になる」と思っていました。収入を増やすためには、何かチャンスをつかむことだと思っていました。画期的な発明や技術開発、ブルーオーシャンのように新たな市場や客層を見つける。新しい用途の開発などラッキーを自分で見つけることだと思っていました。
ラッキーな事とは、まだ誰も見つけていないもので、どこかに存在をしていて顕在化されていない。それを誰よりも早く見つけることだと思っていました。そう思って、MGやランチェスター戦略、経営計画、マーケティングの勉強をしましたが、何一つラッキーなことは起こりませんでした(涙)。
ある経営者から、チャンスがほしいなぁと思っている人はたくさんいます。チャンスというのは自分で作り出せるものではなく、他人からしか与えてもらえない(お金を自分で印刷することはできない、他人からいただくことでしかお金を増やすことはできない)。チャンスを与えてもらえるは一握りの人だけです。なぜならば、貴重な情報を多くの人に与えるわけはないからです。チャンスが欲しかったら、いただく方から、一目置かれるような努力をしなさい。と教えていただきました。
これを教えてもらって、イメージをしたことは、MGではリスクカードという不幸なカードがありますが、中に入っている研究開発成功というラッキーなカードのことです。このカードを引いたときに、研究開発チップを持っている。商品を持っているという条件がそろっていれば、高い値段で競争なく売れますが、なければ、一回休みのカードになります。つまり準備(努力)をしてないとラッキーはつかめません。と頭ではイメージができましたが、なかなか実感はわいていませんでした。
あるMG研修で、弁護士の方が参加されていました。初めての参加で、資金繰りの計算が合わなかった。一回計算した結果を消して、最初から定規を当てて、丁寧に計算をされていました。弁護士さんだったら、経理の勉強をしなくてもいいのに、良く参加されたなぁと思いましたし、これだけ計算が合わなかったら、嫌になって研修を止めてしまうかもしれないと思っていました。
私の予想に反して、この弁護士さんは、他の誰よりも時間がかかっていましたが、ご自身で最後まで計算をやりきられました。他の参加者がどんどんと終了していく中、捨て鉢にならず、インストラクターの指示通りに一生懸命に再計算をされていました。社会的な地位が高いとされている弁護士という仕事をして、つい傲慢になる人がいるかもしれませんが、彼の取り組みの姿勢には、素直で、誠実さを感じました。
もし弁護の仕事を頼むのなら、こういう人にお願いしたいなぁと言う思いが沸いてきました。これが教えてもいただいたことだと思いました。私が、この弁護士さんに頼むことはないかもしれませんが、近くの方に信頼できる弁護士さんですよと紹介をする可能性はあります。
高校球児達がどんなに努力しても甲子園に行るのはごくわずかなように、努力することと結果はイコールではありませんが、弁護士の彼の誠実な態度は、間違いなく私の心をとらえました。このように努力する姿を見てくれている人はいるかもしれません。そういう方から偶然にラッキーなことを頂けるのかもしれません。彼のように素直にやる。やり切るまで努力をしていきたいと思います。