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26号 友に贈る言葉

2021.01.15

コロナで思うことがたくさんあり、TVに向かって文句を言ったり、イライラすることが増えてきました。心が荒れてきているように感じました。2年前に、私よりも若いMG仲間が亡くなりました。送る会で彼のことを語ったことを思い出しました。それを紹介させていただきます。

君のエピソードをMG仲間に聞いたけれども「Uさんはニコニコしていた。」「後輩に蹴飛ばされて餃子を食べに連れていかれても怒らない」「明るい、優しい」ばっかりでさ。ほんと、面白いエピソードがないよね。話すことがなくて勘弁してくれよと思ったけども、君は誰に対しても同じ印象を与えていたということに気が付いたよ。君は目上の人、後輩、たぶん従業員、仕入れ先さん、立場に関係なく誰に対しても、ニコニコして、優しく接していたんだよね。ホント立派な態度をしていたんだね。

君との思い出を振り返りたいと思います。2009年 話し方講座で初めて会ったよね。はっきり言うと何の印象もなかった。毎週水曜日6回の講座だったけども、一回も自社商品の差し入れはなかったよね。ほんとケチな男だと思てるよ。噂できいたけど、MGでは差し入れがしたらしね。ホントはこの時のメンバーが嫌いだったんだろうね(笑)。

その後、あきない実践道場、MG、環境整備、MTといろんな学びの場で会ったよね。だから、いつでも君とは会える。そんな気持ちでいたよ。だけどもそれはもうできないことだね。君のおかげで、今あることが永遠に続かないことに気づかされたよ。両親、妻、子供がいつも周りにいてること。従業員さんが会社に元気に来てくれていること、もっと言えば、歩けること、話せることはありがたいことで、この今ある幸せを見落として当たり前にしていたと思う。

今ある幸せに感謝することもなく、それどころか自分の希望に沿わないことに文句を言ってたことに気がついたよ。当たり前がありがたいこと。本当に大事なことを、こんな形で「教え合い」をしてもらわなくてもよかった。本当にさみしいよ。

きっと、君は子供たちとまだまだあんなことをしたい。こんなことを伝えたいと思っていたと思います。だから、もし君の息子さんにMGで合うことがあったら、君が精一杯生きていた姿や君がどういう人間だったかを息子さんに伝えたいと思っています。これで少しは君へのお返しになるかな?

君が自社商品をお土産にくれなかったケチな男だったとか、新大阪の店で、想定外の出費が発生したときに、MQ会計を使い価格アップをした意思決定は、なかなかできるものではなく、見かけによらず意志は固いこと。曼荼羅手帳を使って100年もの先を計画して、MGでまなんだゴールからの逆算を人生でもやっていたんだよね。キチンとした人だった。

この年になって奥さんと一緒にゴルフをする優しい夫だったとか、先祖のおかげでこの商売ができていると言って、決して自分たちの力でとは言わなかった。謙虚な人だった、豊岡までご先祖のお墓参りにいく丁寧な人だった、ランチェスターで学んで感謝のハガキを実践してリピート客が増えるという効果がでた。その手柄はやっていくれている従業員さんのおかげと言い、陰で支えてくれている人たちの努力を認める。そういうことが気づく素敵な人だった。誰に対しても偉そうにしない立派な人だったよとできるだけ具体的に伝えたいとます。

人は、命がなくなった時に死ぬだけでなく、精一杯生きていた時の自分が忘れられている時に人は死んでいくということを聞いたことがあります。だから君との思い出は心に刻みたいと思います。君が体を張って教えてくれた今ある幸せを当たり前にせずにしていきたいと思います。気づきをありがとう!

改めて読み返してみて、彼に恥ずかしくないように生きていきたいと思います。